こんちゃ!ぎゃらくしあです!
梅雨明け後の7月下旬~8月中旬の期間は、大型のコスプレイベント(コスイベ)が立て続けに行われる期間です!
- ワンダーフェスティバル(通常ワンフェス、通常7月末日曜に開催)
- 世界コスプレサミット(通常コスサミ、7月末~8月頭に開催)
- コミックマーケット(通常コミケ、夏はお盆頃に開催)
コスプレ界隈が盛り上がる時期ではありますが、真夏の炎天下でのコスプレは非常~に過酷です。
- 熱中症(コスプレだと特になりやすい)
- 脱水・塩(同上)
- 汗・皮脂によるメイク崩れ
このように通常時よりもコスプレしにくい環境なので、コスイベに慣れないうちは参加をオススメしません。特に初イベの場合。
「なぜ夏イベが過酷なのか」の詳しい解説は↓でやってます!
慣れていても夏イベは特段大変に感じるのですが、それでも承知の上で参加したい!という場合もあるでしょう。
参加するかしないかは個々人の自由なのですが、せめて参加した後に後悔しないために準備と対策をしっかりしましょう。
とはいえ、
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対策っていっても何を対策すればいいの?
と思う方もいるかと思います。冬ならともかく夏場はあまりピンと来ない場合も。
というわけで、今回は「夏イベの対策と持っていくべき持ち物」について解説していきまーす!
さて、冒頭でもお伝えしましたが、夏イベで(特に)問題になるのはこの3点です。
- 熱中症(になるリスク)
- 脱水・塩(になるリスク)
- 汗・皮脂によるメイク崩れ
分かりやすくするために、1点ごとに対策と持ち物を紹介していきます!
熱中症とその対策!
熱中症とは、分かりやすく説明すると「体温が外部による熱によって上昇した状態が続き、各機能に障害をもたらす状態のこと」です。
コスプレでは、通常の外気温に加えてウィッグや衣装などが密着するので、通常時よりもリスクが高くなります。
熱中症を対策するには、なんといっても「体温を極力上げない(適宜冷やす)」ことが真っ先に挙げられます。
冷たい飲み物を飲んだり、冷却グッズを使用したりして適宜体を冷やすことが大切になります。
また、夏バテや寝不足、疲労などの体調不良があると身体の体温調整機能が落ちてしまい、熱中症になりやすくなってしまいます。
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普段よりも体調管理を意識しよう!
熱中症対策グッズ!
ハンディファン!
冷却グッズと聞いて、真っ先にハンディファンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ここ数年でよく見るようになったね
手軽に風を送れるのが魅力で、電動で長時間使いやすいモノが多いのもポイントが高いですね。
近年では”首掛け型”もよく見ます(特にコミケ)が、ウィッグが崩れてしまうのでコスプレではあまりオススメしません。カメラマンなら普通に使えます
本気で涼みたいのであれば冷却プレートがついたモノをオススメします。当てて冷却もできて一石二鳥。
ただ、ハンディファンは夏場に限らずメイクでアイラインや糊を乾燥・定着させるときにも使います。他の時期でも兼用したいのであれば冷たすぎないほうがいいかも。
ネッククーラー!
太い血管が通る首元を冷やしてくれるニクい奴。
「電動タイプ」と「PCM(冷結素材)タイプ」の二種類がありますが、コスイベに関しては持続性から見て電動一択です。
電動タイプでは冷やすだけでなく、首掛け扇風機と同じ送風機能が付いているモノが多いので、ウィッグの崩れが気になるのであれば風量を下げましょう。
高い冷却効果がありますが、首回りに着けるので撮影時に使えないのは少しデメリットですね。移動時がメインになります
冷却パック!
凍らせない保冷剤みたいな感覚で体を冷やせます!
使いたい時にすぐ使えてかなり冷たくなるのでコスイベではかなり使えます!
ただ5~10分経つと効果がなくなるので持続性には難があり、その点においてはネッククーラーに軍配が上がるかな、と思います。
コスイベには2枚は持っていった方がいいと思いますね!
冷却(涼感)シート!
冷却といっても「熱さまシート」のような貼り付けるタイプではなく「体を拭いて使うタイプ」がオススメです。
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1回貼り付けタイプ使ったけどすぐぬるくなるし汗で取れるしで散々でした
貼り付けタイプと違って広範囲に使えますし、水分の気化熱効果もあるので冷却性能も高いです!
水筒(保冷力重視)!
冷た~い水を飲んで体温を下げるには「保冷力の高い水筒」を用意・持参しましょう。
選ぶ際には「真空断熱(熱を逃がしにくい構造になっている)」と書かれているモノを選ぶのがポイントです。
また、これらのポイントも選ぶ際に押さえておきましょう。
- サイズ(夏イベであれば1.5~2Lが理想)
- 氷を入れやすい構造(広さ)になっているか
- 中に注いでOKなモノ(特にスポドリの成分)
脱水(塩)とその対策!
脱水は、「体内の水分・塩分が少なくなることで、各機能の障害をもたらす状態」のことを指します。
夏場では体温調整のために汗を分泌しやすくなるため、脱水になりやすくなります。
コスイベでは上述したように体温が上がりやすいのに加え、飲食がおろそかになりがちになるので脱水が生じやすいです。
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当事者が言うんだから間違いない(n敗)
脱水にならないためには体温を上げないこと(熱中症と同様)に加え、適宜水分・塩分を補給することが大切です!
イベント中は忘れがちになりますけど、事あるごとに補給する時間をつくりましょう!
脱水対策グッズ!
飲み物!
まずは飲み物です。2~3Lを目安に持っていきましょう!荷物嵩むのは割り切りましょうね
配分としてはこのくらいが理想です。
- 常用できる飲み物(水・麦茶・ミネラルウォーターなど、1.5~2L)
- スポーツドリンク(500ml程度)
- 経口補水液(OS-1など)
「水分補給ならスポドリだけ持ってけばいいんでしょ?」と思う方もいるかと思いますが、実は正しくない知識です。
スポドリには糖分が含まれておりエネルギー補給になる反面、摂取しすぎると喉が渇きやすくなる(高血糖状態)ので常用するのは好ましくありません。
また、スポドリ1本に含まれている塩分は0.5gほどと水分量に対して少ないため、脱塩時の塩分補給には向きません(後述)。
そのため、スポドリはサブとして保有しておき、水や麦茶などのノンカフェイン・糖分の飲み物をメインにしましょう。
水分補給の観点からすると、カフェインを含んでいる飲み物も好ましくありません(利尿作用があるため)。
カフェインを含んでいる飲み物の例:
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
- ウーロン茶
- エナジードリンク
- コーラ
経口補水液は1本に塩分が1.5gほど配合されており、脱塩時の救世主になりえます。
ですが用量がありますので、あくまでいざという時の保険として持っていくことをオススメします。
その代わりに塩分対策として、メインの水や麦茶に塩を溶かしておいて摂取するといいです!
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常用する飲料としては水1Lに対して1~1.5gほどの濃度で十分かと思います
食べ物!
塩分は飲み物だけでなく、食べ物から摂取することもできます!
脱塩対策によく聞く「塩タブ」や「塩飴」ですが、1粒あたりの塩分は0.1gほどのモノが多いです。
脱塩時に舐めてもはあまり効果がないので、予防的に舐めておくのが効果的です!
短時間で塩分を摂りたいのであればおつまみ系がオススメです。
食べやすさや塩分量、ビジュアル(特に棒状のモノはダメ)を考慮するとスライスサラミが私としては一番推せます!
辛いと発汗するのであまり辛味成分のないモノが好ましいですね!
メイク崩れ(落ち)とその対策!
夏場でのメイク崩れは主に「汗で落とされること」が原因で起きます。
そのため、水でにじみやすい(水に弱い)コスメではメイク崩れが起きやすくなってしまいます。
その一方で、分泌された皮脂(油)によって浮いてしまうことも多いです(主にTゾーン)。
水と油では対応することが変わってきますので、それぞれを意識して対策することが重要になります!
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まあ完全に防ぐってのは難しいんだけどね
汗崩れ対策と対策グッズ!
汗によって崩れやすいポイントはこの辺りになります。
- 下地、ファンデーション(モノにもよる)
- コンシーラー(特に眉元)
- アイライナー
- リップ・グロス
汗に強いメイクを施すには、「耐水性のある(水に強い)コスメ」を使うことが基本になります!
「汗・皮脂に強い」と謳わせているコスメは色々ありますが、中でも「ウォータープルーフ」と書かれているモノは耐水性が高いです!
例えば私が愛用してるKATEのリキッドアイライナーなんかは耐水性がつよーーーいです。オススメ。
また、流されやすいファンデやコンシーラーなどのベースに関してですが、
上からフェイスパウダー(フィニッシュパウダー)を塗すと、粉体でコーティングされて汗と馴染みにくくなります!
といっても、フェイスパウダーには他にも↓のような効果がありますので、夏だけに限らず一年中使うことをオススメします!
- 余分な皮脂を吸着して皮脂崩れ(ヨレ・ムラ)やテカリを防ぐ(後述)
- (↑によって)ポイントメイクのノリをよくする
- ファンデーションなどのベースの色を整える

皮脂崩れ対策と対策グッズ!
肌が乾燥する冬ほどではありませんが、夏も皮脂でベタつく季節です。しっかり対策しましょう!
メイクの前には洗顔をして必ず余分な皮脂を落としましょう。皮脂崩れだけでなくメイクが乗りにくくなる原因になります。
特に以下の部位はベタつきやすいです:
- 鼻(鼻筋・鼻溝・小鼻)
- 額(眉元も含む)
- ほうれい線
- 顎(特に首付近)
また、汗と同様に「皮脂に強いコスメ」を使うと起きにくくできます!ウォータープルーフコスメも効果アリです
それと上述した通り、フェイスパウダーは汗からファンデを守るだけでなく、皮脂を吸着してくれる働きがあります!
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ですが、パウダーを細部(目元やほうれい線など)に付けすぎると
かえってヨレやすくなるので気持ち薄めに塗しましょう
もっとメイク崩れを対策したい人向けアイテム!
基本的な対策とアイテムは以上になりますが、それでも足りない!という人へ追加で2点。
まずは「メイクキープミスト」。メイクの最後にダメ押しでつけることで汗や皮脂からメイクを守ってくれます。
ただし、基本的にスプレー式なので更衣室での使用は避けましょう。使うなら↓で。
- ベースが終わった直後(家でベースを済ませてくる場合)
- 更衣室から出た後(人のいない場所でかけましょう)
- 予めボトル等に移し替えてコットンでつける
もう1つは「制汗剤(顔用)」。汗で落ちるのなら汗をかかなきゃいいじゃない!ということ。
こちらはスプレー、クリーム、パウダーなどのタイプがありますが、基本的には密着性の高いクリームが一番性能が高いとされてます。
ただ、「汗を制する」という通り完全に汗を止められるモノではないです。「ある程度」抑えるくらい。
また、「汗を止める」ということは「体が放熱できず熱中症になりやすくなる」ことでもある、ということに注意して使うようにしてください。
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クリームであればメイクの前につけましょう
まとめ:対策アイテムを使って過酷な夏を少しでも楽に!
夏イベでは暑さで通常時よりも↓が起きやすくなり、より厳しい環境になります。
- 熱中症
- 脱水(塩)
- メイク崩れ
具体的な対策
- 熱中症:体を適宜冷やし、体温を上げすぎないようにする
- 脱水(塩):↑に加え、水分や塩分を適宜補給する
- メイク崩れ:汗、皮脂に強いコスメを使ってにじみを防ぐ
というわけで、「夏イベに持っていったほうがいいアイテム」紹介でした!
ここ数年の夏ではとても暑い日が多くなってる気がします。都内でも35℃超えるのが割と普通になってますし。
そんな暑い中で普通に外出するだけでも大変なんです。コスプレしてて涼しい顔でいられるわけがない。
今回のアイテム紹介ではたくさんの対策アイテムを取り上げてきましたが、「こんなに必要なんか・・・?」と思う方もいるかもしれません。
はっきり言います。これだけあっても快適とは程遠いです。
ですが、何も対策せず参加するのと、予め対策して臨むのとでは過ごしやすさに雲泥の差があります。
無策で参加して、「やっぱ来なきゃよかったな・・・」と後悔する人を少しでも減らしたい、という思いのもとリストアップさせていただきました!
夏イベに参加する方は、ぜひ紹介した対策グッズを用意して臨みましょう!
というわけでぜひぜひよいコスライフを!
おしまい!!
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