こんちゃ!ぎゃらくしあです!昔は夏が好きだったんですけど今は嫌いです!早く終われ!
さて、多くの場所で梅雨が明ける7月下旬からは多くの大型コスプレイベントが開催される時期になります(お盆ごろまで)!
- ワンダーフェスティバル(通常ワンフェス、通常7月末日曜に開催)
- 世界コスプレサミット(通常コスサミ、7月末~8月頭に開催)
- コミックマーケット(通常コミケ、夏はお盆頃に開催)
特にコミケはコスプレもできる同人誌即売会で、コスプレに限らずサブカル界隈全体でとても人気のあるイベントです!
その知名度から「初めてのコスイベは一番有名なコミケにしよ!」と思う初心者さんもいるかと思います。
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実際私の初イベ参加は夏コミでした
で、夏イベを何度も経験した身から言わせていただきますが。
初心者のうちは夏イベの参加は避けたほうがいいです!特に初めての場合!!
これは脅しでもなんでもないです。リアルガチでマジな話。
たぶん現役レイヤーさんに「初めてのコスイベは夏コミかコスサミにしようと思うんです~」って言うとですね、
九分九厘の確率で苦い顔以上のリアクションをとられます。人によっちゃ本気で考え直すよう説得しにきます。
じゃ、「夏イベの何がそんなにキツいの?」っていう話を理由も合わせて解説していきまーす!
本編の前に:予め話しておくべきコスイベの話
夏イベが過酷な理由を話す前に、2つほど前提となるコスイベの話をしておきます。
しなくてもいいっちゃいいのですが、先に話しておいたほうがより等身大で分かりやすくなると思うので。
前提1:初心者のうちはコスそのものに対してまだ不慣れである
はい。これはマジです。慣れてないうちは右も左もわかりません。
どういうことかというと、今回指す「(コスプレ)初心者」の定義を予め見ていきましょう。
以下のどれかに当てはまったら、というか「初心者」のうちはほぼ全て当てはまってるかと思います。
- 宅コスを含めた、コスプレそのものの経験が浅い状態である
- コスメイクも含めた、コスプレに対する知識・知見が少ない状態である
- コスイベやスタジオといったコス活動の場数が少ない状態である
この状態がどういうことかといいますと、
- コスプレに適したメイクにまだ適応できておらず、
- コスプレ界隈そのものに対する知識・知見がまだ未熟で、
- かつコスイベの動きや流れ、ルールに対して不慣れである
というような他レイヤーさんに劣っている状態で、「春や秋のときよりも一回り過酷である夏イベ」に挑む、ということです。
つまり「こうなることがあるから、予めこうしておく」ということができず、それだけで致命的になりえます。
また、知識不十分であるがゆえに適切な情報収集・判断ができず、情報に振り回されてしまいがちなこともマイナスに作用します。
前提2:春・秋期開催でもコスイベはそこそこ大変
軽視しがちですが、そもそも「コスイベへの参加(レイヤーとして)は大変である(特に体力面)」ことを知っておいてください。
近場への参加でも、キャリーケース1個分(1~2泊)と小さいリュックに入る程度の荷物は必要です。バッグ類含めると結構な重量出る。
そんな荷物の中コスイベまで行き帰りするとかなーり疲れます。イベントの外なのにね。
コスイベ内での移動では少し荷物が減りますが、それでもそこそこ大荷物になります。それで歩き回るとなると結構しんどい。
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参考までに私のコスイベでの荷物は
7泊以上のケース1個とスポーツバッグの半分が埋まるくらいの量です
また、朝の支度や前日までの準備に時間がかかることもあり、当日のスケジュールはけっこうシビアです。
前日までの準備でバイオリズムが崩れ、当日を寝不足で迎えることも。最悪の場合には熟睡して遅刻、欠勤ルートです。
こういったこともあって、帰ったころにはヘトヘトになります。なんなら翌日にも響きます。筋肉痛とか。
つまり、「ただでさえ大変なコスイベが大変さに輪を更にかけてくる」のが夏イベと思っておいてください。
夏イベが過酷な3つの理由!
以上の2点の前提を踏まえた上で、「夏イベのどういう点が大変なのか」について解説していきます!
ざっくり言うとこの3つがキツイと言われる所以だと思ってます。
- 熱中症のリスク
- 脱水(塩)のリスク
- 汗(化粧崩れ)
熱中症のリスクが跳ね上がる!
夏季に屋外活動をすると熱中症にかかる可能性があります。
といっても強い暑さが起きやすい昨今、熱中症を全く警戒しない人はほぼいないかと思います。
が、普段の外出とコスイベとでは危険性が段違いです。コスイベのほうがリスクが確実に高くなります。
主にこういう部分で罹患のリスクが高まります。
- 「人混み」という熱が籠る場所にいることが多くなる
- 重い荷物を持った状態で、長時間移動することが多くなる
- メイクを厚く塗ることによって顔に熱が籠りやすくなる
- ウィッグを被ることによって頭の熱が籠りやすく、蒸れやすくなる
- 夏に適していない厚い衣装を着ると熱が籠りやすくなる
- 制汗剤を使うと、発汗機能が抑制される一方で放熱しづらくなる
よく夏コミは地獄~とかいう話を聞きますが、あれは大抵一般参加の話です。↑の項目だと上2つだけ。
コス参加では下4つも加わりますので、最早「地獄」ですら生ぬるくなります。閻魔もハダシで逃げ出すレベル。
熱中症は重篤化すると命にかかわりますし、各機能に後遺症を遺すリスクもあります。夏に参加するのであれば必ず対策しておきましょう。
脱水(塩)のリスクも跳ね上がる!
熱中症と合わせて気を付けなければならないのが脱水です。
気温が高くなると体温が高くなり、それを下げようと汗をかくことが多くなりますので、身体にある水分が少なくなりやすくなります。
身体の水分量が少ないと各機能が不全状態になり、最悪の場合死亡します。
また、汗を構成する「体液」は水だけでなく塩(塩化ナトリウム)からも構成されており、塩分不足も脱水を引き起こします。
脱水対策、というと水分補給をイメージしがちですが、同時に塩分補給の面にも目を向ける必要があります。
脱水自体は季節に限らず起こる可能性がありますが、特に夏場に起きやすいので水分・塩分補給を欠かさないよう心がけましょう!
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コスイベでは水分・塩分補給は忘れがちになりますが
しっかり意識して補給する時間を作りましょう
汗による化粧崩れ、そしてそれによる弊害!
で、もう1つの厄介な点が「汗」と「メイク崩れ」です。
以上2つは体力・健康面でのリスクでした。が、これに関しては方向性が変わってきます。
汗は上述した通り体温を下げ、水分・塩分を消耗するだけでなく、顔面につけたメイクを浮かせてきます。
直せる程度であればまだなんとかなりますが、修復不可能になるほど崩れたらもう施しようがありません。手遅れです。
特に眉付近は潰したところが浮くとかなり修復が難しいです。気をつけてください。
特に汗で浮きやすい場所!
- コンシーラー
- つけま(というか根本がとれる)
- テーピング(端から浮いてくる)
- アイブロウ
- アイライン
- マスカラ
で、メイク崩れはコスのクオリティ低下に直結します。メイクあってのコスプレですからねぇ。
クオリティが落ちると何が問題かと言いますと、まずモチベが落ちます。一番問題なのがここ。
特にクオリティに自信がないときが顕著で、「ただでさえ微妙なのにメイク崩れて悲惨になってないか・・・?」と思い始めます。メイク直しで鏡直視したくなくなる。
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最悪「暑いからもうええわ」で帰ります
で、自分だけじゃなくて周りからの目も気になり出します。特にカメラ。
コスイベの撮影って「知り合い」か「好きな作品・キャラ」か「クオリティがすごく高いコス」でないと声かけられにくいので。
「ここまで崩れたら撮ってもらえないよな」って頭になります。実際撮影回数落ちると思う。
メイク崩れが問題になるのは参加中だけでなく、後日送ってもらう撮影データにも起きます。
写真として見ると「思ってたよりも悲惨なことになってた」ってことが割とよくあります。これ撮ってもらってたんか!?って感じ。
ちなみに夏場の撮影だとメイク崩れの他にも、暑さによる疲労で「表情やポージングが雑になりがちになる」こともクオリティ低下の要因になります。
撮影データをSNSに載せる際には普段より加工が必要になることが多いです。場合によっては加工しても救いようがないことも。
補足:屋内でも体調不良やメイク崩れは起きる!
ここまで読んでいて、
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「コミケなら屋内にいりゃ問題ないんじゃね?」
と思う方がいるかもしれません。
確かに屋内であれば直射日光もなく空調もあるので、屋外よりかはマシに過ごせます。
が、誤解しないでください。屋内でも熱中症や脱水は起きますし、メイクも崩れます。
というのも、コスイベでは人がものすごい密集してるので、籠っている熱は空調で放散しきれないんですね。コミケだと特に。
また、大型イベで「完全屋内」で行われるモノはそう多くありません。参加人数の観点で。
上記のコミケもビッグサイトで行われますが、ホール内の一部はシャッターを開けてます。外の空気が入ってくるので正確には「半屋内」ですね。
なぜ「避けるべき」なのか → 楽しんでほしいから!
ここまで「夏のコスイベはこういう点でキツいよ~」という話をしてきました。
前提の話も含めると、要するに「夏イベは普段よりもキツいから慣れてないうちはやめときな!」ってことです。
じゃ、なんでそんなこの「やめとけ」というネガキャンじみた記事を書くのか、といいますと
「コスプレを楽しめない可能性が高いから」
「反動でコスプレそのものを諦めてしまいかねないから」
ということです。純粋な「コスプレを楽しんでほしい」という思いから書いてます。
上述した通り、夏イベは春・秋イベに比べて悪条件となります。
そんな中で右も左も分からない状態で参加すると、
- 過酷な暑さによって心身ともに疲れてしまう
- (通常よりも)心に余裕がなくなってしまい、なんらかのトラブルに遭ってしまう
- 熱中症や脱水などの体調不良に陥ってしまう
ということが増えてしまい、結果として
- 「コスプレって思ってたより大変だし、楽しくないんだな・・・」
- 「せっかく準備してやってみたけどもういいかな・・・」
ってなりかねません。
あのですね、これでやめるのはめちゃくちゃもったいないです。
分かりやすくゲームで例えると、「開始直後にいきなりラスダンに挑んで、負けてそのままゲーム投げてる状態」に等しいです。
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ちゃんとStage1-1から始めてレベル上げろや、って話
確かにコミケのような大型コスイベはニュースなどでも報道されますし、楽しそう(というか実際楽しい)なのは分かります。
が、よくわからない状態だと「どう楽しめばいいか」すらわかりません。大型イベだと参加者や規模が大きいのでなおさらそうなりやすいです。
せめて「楽しめるだけの最低限の知識」は頭に入れたうえで参加すべき、と思います!
それでも夏イベに参加する初心者の方へ
この記事を読んで夏イベは過酷なのはよくわかった!それでも俺は参加してみたい!!
・・・と思うのであれば止めません。気の向くままにどうぞ。
しかしながら、上述した通り初心者のうちは「知識・経験不足」であり、いざという時に対処できないリスクが高いです。
少なくとも、以下のことを頭に入れた上で準備をしておきましょう。
- 参加するコスイベの情報(日程・タイムライン・会場・ルールなど)
- 基本的なコスイベの知識(特にルール・マナー面)
- メイク崩れ対策の知識(コスメ選びやツールなど)
- 暑さ・熱中症・脱水対策の知識(有効な装備など)
特に参加するコスイベの公式サイトは必ず目を通してください。場合によっては知らずにガイドラインに抵触する可能性もあります。
他の必要な知識に関しては各自で調べましょう。このブログにも載せてますし、他のサイト等で見ても構いません。でもここで見てくれると助かります
コスイベの基本的な流れ・やり方↓↓↓
コスイベのルール・マナー↓↓↓
補足:夏だけじゃなくて冬場もしんどい
今回は「夏イベに参加することの難しさ」を綴ってきました。
が、コスイベは夏だけでなく冬季でも厳しい条件になります。
夏場が暑さなのに対し、冬場の厳しさは寒さですね。汗のような副次的効果はないものの、純粋に厳しいです。
感じ方は衣装に左右されるところがあって、薄着だとまあ寒い寒い。凍える。厚着であれば無理なく過ごせるかも。
また、風が吹きやすい場所では一層厳しくなります。都市内だとビル風が吹きますのでキツいですね。
冬場といっても、冷え込む1,2月でなければそこまで寒くはないかと。12月であれば薄着でも対策すれば過ごせます。
まとめ:コスイベでは「ちゃんと楽しめるか」が大事!
初心者レイヤーが夏イベを避けたほうがいい理由!
初心者レイヤーは、「必要な知識・経験が不足している」という状況の上で、
- 熱中症
- 脱水(塩)
- メイク崩れ
が起こりうる夏イベは、「楽しめない」「コスプレをやめてしまう」という事態が起きやすいので、避けたほうが無難!
ということで、「夏イベは過酷だよ」ということをお伝えする記事でした!
私も夏イベは何回も行きましたが、今はあまり行かなくなりました。主にメイク崩れのせいで。
近年では都内でも、真夏には猛暑日になることが普通なのでどうしても汗が出てしまうんですよね。
大量に汗をかくとどうしてもメイク崩れを防ぐことが難しくなります。そして尊厳を失う。これが原因で嫌になりました。
本ブログでは、「初心者レイヤーさんがコスプレを楽しめるように、必要な知識・技術を伝える」ことをコンセプトにしてます!
分かりにくいところや躓きやすいところもしっかり解説しますので、ぜひしっかり読んでステップアップしていってください!
というわけでぜひぜひよいコスライフを!
おしまい!!
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