こんちゃ!現役レイヤーのぎゃらくしあです!
コスプレをするならメイクをしよう!とはよく言われますが、
普通にメイクするとほぼ間違いなく浮きます。というのも「キャラの顔とのギャップが生じてしまっているから」ですね。
そういうわけでコスプレ用にメイクをするならより踏み込んだ手法を取り込む必要があります。いわゆる「コスメイク」と呼ばれる方法です。
今回は、
「じゃ、そのコスメイクと普通のメイクって何が違うの?」
という点について詳しく解説していきまーす!
コスメイクの目的と特徴
まず、コスメイクってどういうメイクなのか一言で表すと
「自分の顔をキャラの顔に近づけるためのメイク」です。
ご自身の顔とコスしたいキャラの顔を見比べてください。こういうところは明らかに異なります。
- 目元
- 鼻
- 眉
- 口元
- 骨格
- 肌色
こういったギャップを埋めることを念頭に置いているのがコスメイクの特徴です。
普通のメイクだと顔を矯正するようなことはあまりしません。「自分の顔をより魅力的に引き出すこと」が目的だからです。
一方でコスメイクの場合は「キャラの顔に近づけること」が目的なわけでして、
- 元々の目元は小さいけど、大きい目のキャラのコスがしたい
- 元々ツリ目だけど、タレ目のキャラのコスがしたい
- 女性だけど、男性キャラのコスがしたい
という場面は往々に起こります。そうなるとある程度矯正する必要が出てきます。
注意点:コスメイクというメイクの仕方はない
さて、ここで大事なことを1つお伝えします。
「コスメイク」というメイクの仕方はありません。
「散々言っておいて何言ってんだこいつ」と思われそうなのでもう少し具体的に言うと、
「コスメイク」とは「コスプレするキャラの顔に近づけることが目的であるメイクの総称」にすぎない、ということです。
コスメイクは濃いめなのが特徴ですが、他の濃い目のメイク~というとこういうメイクがあります。
- ギャルメイク
- 地雷系メイク
- 量産型メイク
これらのメイクは「こういう手法でやってこういった印象を持てば○○メイク!」というちゃんとした特徴があります。
例えば「量産型メイク」の場合は、
- 透明感を押し出しながらも、血色のある色合いの肌にする
- チークやシャドウは、ピンク系のものを中心にして血色感を出す
- 目元はナチュラル感を出しつつも、存在感を出す(自まつげを上げたり、涙袋を作る)
といった誰でもわかるような「手段の匙加減」と「着地点」があります。
ですが、コスメイクの場合はまず目指すキャラによって着地点、ないしそれを達成するための手段が変わります。
女性キャラをやる場合は目を上方向に大きくするためにつけま付けたりしますが、男性キャラでそれするわけにはいきません。女々しくなっちゃうね
つまりコスメイク!と一口に言ってもやる人とキャラによって完成形とその手法がガラリと変わっちゃうわけです。
同性で同作品であってもアイメイクなどの匙加減は変わってきますので、
「コスメイクはこういう方法でメイクする!」という大まかな方向性はあっても、着地点はキャラによるので一概には言えません。
圧縮-1-150x150.png)
あとコスメイクで量産型の要素を取り込む、ということも普通にやります
コスメイクの特徴!
ここまで書いておいて、「コスメイクはあくまでコス目的のメイクの総称!おしまい!!」
じゃ育児放棄感ハンパないのでもう少し深堀りしていきましょう。
「キャラの顔に寄せるメイク」では、このような特徴が少なからずあります。
- 自分の顔に「足す、引く、矯正する」要素が通常よりも強い
- メイクに必要な道具や工程が多い
- 立体感・平面感を強く意識する
それぞれ見ていきましょう!
顔の足し引き・矯正
「足す・引く」というのはメイク用語なのですが、
「自身の顔の特徴を薄めたり、逆に濃くしたりすること」を指します。
圧縮-1-150x150.png)
いわゆる「足し算・引き算メイク」のことです
足し算メイクでは、
- キャラの目の大きさに近づけるために、目元を盛る(アイライン、シャドウなど)
- 血色感を出すために、シャドウやチークを塗す
といった感じでしょうか。一番足すのは目元ですね。元が極端に誇張されていることが多いので。
目元はアイラインやシャドウといった基本的な道具に加え、ダブルライナーやつけまなどあまり使わないような道具も使います(後述)。
逆に引き算メイクは、
- 自眉感を消すために、コンシーラーを塗ったり予め剃っておく
- 鼻を小さく見せるために、小鼻にシェーディングを塗す
- 唇感を薄めるために、ファンデーションやコンシーラーで色を補正する
という場合に使います。こういった眉や鼻、唇なんかは目元とは対照的に簡略化されていることが多く、そのままにしておくと違和感が出てしまいますので。
また、シワやシミ、クマを隠すのも引き算メイクです。こちらは普通のメイクでもやりますよね
足し引きとは別に、文字通り「矯正」することもします。テーピングがそれに当たります。
テーピングとは、「顔をテープで引っ張ってその状態を固定する」という技術なのですが、
- まぶたを持ち上げてデカ目にする!
- 目尻を引っ張ってツリ目にする!
- ほうれい線を引っ張って消す!
ということができちゃいます!結構便利!
こういった感じで「自分の顔をある程度削って、キャラの顔に近づける」技術がコスメイクにおいて重要になってきます!
メイクに使う道具も必要な工程も増える!
通常のメイクではやらない作業が単純に増えます。テーピングも普段はやりませんし。
テーピング以外ではこんな工程が追加されます。(個人差はあります)
- カラコン
- 眉潰し(全剃りやコンシーラーなど)+アイブロウ
- つけまつげ
新しい作業が増える、ということはその分必要な道具も増えます。カラコンもつけまも買い足す必要があります。
追加の工程だけでなく、シャドウやハイライトなど普段から使うものも量が基本増えます。
特にアイメイクはかなり濃くなる傾向にあって、
- アイライン(普段よりオーバー気味)
- ダブルライナー
- シャドウ系(けっこう使い分ける。色とかラメとか)
- ビューラー
- マスカラ
- つけま
といったモノを使って盛ります。すっごい盛ります。
圧縮-1-150x150.png)
この辺の匙加減はけっこう人によります
作業量が増えるとメイクにかかる時間も必然的に増えます。普段から慣らしておきましょう!
立体感と平面感を意識する!
コスプレしたいキャラって大抵の場合はアニメやゲームのキャラなんですね。つまり二次元、平面です。
ですが、私たちは三次元なので顔に立体感があります。ホリとシワ、それによる影ですね。
ホリやシワを完全に消すことはできませんが、ベースメイクやコンシーラーで抑えることはできます。
よくハイライトやシェーディングで立体感をつけてメリハリを!と言うのを見かけますが、
男性キャラで角ばった印象を持たせたい場合以外はどちらかというと平面感を気にした方がいいと思います(私見)。いや・・・だって目元や鼻元に影ついてないじゃん?
ただ、女の子キャラでも
- 目元を大きく見せるために、ベースよりも暗いシャドウを塗す
- 小顔に見せるために、顔のキワ(特に顎)にシェーディングを塗す
- 鼻を細く見せるために、小鼻にシェーディングを塗す
というのは普通にやります。ただ立体感を目的にすることはあまりないです
一方で男性キャラ、特に中年以降のキャラやリアル調や劇画調の作品であれば立体感が重要になってきます!
程度にもよりますが、顔や鼻のキワにシェーディングを多めに塗してホリ感を出したり、場合によってはシワを描いたりします。真逆だね
少し軽んじがちですが、立体感や平面感を意識すると印象が変わることが多いので大事です!
まとめ:あくまで「キャラに近づけるメイクの総称」だよ!
コスメイクは「自分の顔をキャラに近づける」ことを目的としたメイク!
- 自分の顔に「足す、引く、矯正する」要素が通常よりも強い!
- メイクに必要な道具や工程が多い!
- 立体感・平面感を強く意識する!
今回は「コスメイクが普通のメイクと違う点」、「コスメイクの特徴」について解説しました!
再度言わせていただきますが、「より具体的な特徴や方法」はコスするキャラによります。この手順でやればOK!というモノはありません。
じゃあどうメイクすればええねん!という話についてはまた別記事にて詳しくお話させていただきます!
というわけでぜひぜひよいコスライフを!
おしまい!!
関連記事!
こちらでは「なぜメイクが必要なのか」について解説してます!
新着記事!
人気記事!
本ブログではご質問・ご感想・ご意見をメッセージサービス「マシュマロ」で承ってます!

マシュマロに関して詳しい説明は以下から↓↓↓
その他のコンタクト方法は以下から↓↓↓
コメント一覧!