こんちゃ！レイヤー歴7年のぎゃらくしあです！
今回はコスプレイベントの中でも特に有名な、
「コミックマーケット（通称コミケ）」について紹介させていただきます！
コスプレに疎い方でも「なんとなく聞いたことはある」という方は多いのではないでしょうか。
さっくり概要だけかいつまむとこんなイベントです。
- 例年、8月中旬と12月末（ほぼ30,31日）の年2回に東京ビッグサイトで開催！
- 国内最大級の同人誌即売会で、コスプレイベントとしても有名！
- レイヤーとして花形のイベントだが、コスイベとしては制約が多く、開催時期も相まって初心者レイヤーとしては参加に不向き。
では早速コミケについて詳しく見ていきましょー！
他のコスイベと勝手が違う点が多々あるので
参加する場合はしっかり目を通してください･･･！
コミックマーケット公式サイトはこちらから！↓↓↓
コミケとは ― 国内最大規模の同人誌即売会！
そもそもコミケってどういうイベントなん？ということからもう少し詳しく。
コミックマーケット（通称コミケ）とは、コミックマーケット準備会さんが運営している「同人誌即売会」です。
はい、ここで重要な点が出ましたね。もう一度言います
コミケは「同人誌即売会」です。
ここが他のコスイベ、例えば
- acosta!
- 池袋コスプレハロウィンフェス（池ハロ）！
- 日本橋ストリートフェス（ストフェス）！
- 世界コスプレサミット（コスサミ）！
のようなモノと大きく異なってくる点になります。
また、スケジュールに関しては前述した通り、
例年8月中旬と12月末の2回に、東京ビッグサイト（東京と千葉の境目くらい）で開催されます。
場所はともかく、8月と12月末っていうのがしんどいんですけどね･･･それは後述。
同人誌即売会ってなんやねん？という方へ
「同人誌即売会」ってなんぞや？と思う方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明しますと
- 同人･･･元々は「企業・法人ではなく、個人・団体（比較的小規模）といった影響力の小さいグループ」のことを指す語として利用された。
- つまり、「同人活動」とは「零細グループでの活動」で、「同人誌」とは「零細グループが作成・公開した誌面」のことである。
R-18本そのものじゃないよ！ - 誤解されがちだが、本来の意味では「二次創作」だけでなく「一次創作（つまりオリジナル作品）」も同人の範囲である。二次創作の同人活動が割合として多く、注目されやすいだけ。
要するに、こういう「同人誌」を頒布したり交流するイベントが「同人誌即売会」というわけです。
それが規模が大きくなるにつれて、
- 同人グッズ
- ソフトウェア（音楽、ゲームなど）
- ハンドメイド雑貨（アクセサリーなど）
といった「誌面」でない同人活動も取り込むようになり（なんなら現在では企業も誘致してますが）、
その上で「同じく表現を主体とする活動」として、会場内でのコスプレを認める動きもあります。
こういった「即売会」に併設（もしくは内包）して実施されているコスイベは、通常のモノと区別して「即売会（併設）型」などと呼ぶことがあります。
ちなみにコミケでは45年以上前からコスプレ参加者が
いたらしいよ（もちろん規模とかクオリティは異なるけど）
コスイベとしてのコミケの特徴！
とまあ「国内最大級の同人誌即売会」だとか「オタクの祭典」だとかで有名なコミケですが。コスプレでも有名でして。
即売会型にしてはかなり規模が大きいです。例年では更衣室利用数は1万越えるくらいらしい。
コミケでの最大の特徴はやはり「コスプレしながら即売会を楽しめる」ことですね。
ちょっと勘違いされる方もいるかもしれませんが、別に目的ごとに会場とか内容が分かれてるわけではないです。
- コスプレ参加でもサークル見に行って本を買ってもいいし、
- サークル参加でもコスプレエリアを見に行って撮影してもいい
という風にボーダーフリーで動けます（ただ後者はスペースが留守になるので基本しない）。
あ、ちなみにコスしてる作品のスペースに行くと喜ばれるよ。オススメ。（もちろんクオリティによりますが）
それと他のコスイベと比較した際の話ですが、
- 「コスメイク・ウィッグ・衣装+キャラの魅力」といった王道モノではないコスの割合が増える（着ぐるみ・造形・時事ネタなど。いわゆる”ネタコス“も含まれる）
- 通常コスイベに参加しないような人の目に留まったり、撮影をお願いされる機会が増える。スマホ撮影やツーショなどを依頼されても問題なければ快く受けよう
- 外国人が撮影をお願いすることもしばしばある。通訳アプリを入れておくと安心。
- 明らかにクオリティが低い女装の男性が他より見かける クオリティが低いというか･･･ほぼノーメイクだったり･･･無駄にケバかったり･･･メガネかけてたり･･･
といった傾向が体感ですが他と違うこともあり、「コミケ独特の雰囲気」が醸し出されているのもある種の魅力だったりします。
ちょっと脱線：コミケのコスプレ規模について
前述した通り、コミケにおけるコスプレの歴史はかなーり昔からあります。
更衣室登録者数において一番記録が古いC61（2001年冬コミ。24年前！）でも12000人いたそうな。
昔はacosta!などの他のコスイベが少なかったこともあり、「コミケ=コスプレ」と想起されることもあったとかなかったとか。知らんけど。
一番多かったときには30000弱の登録者数だったそうです。10年前のC89。多いわ！
それが今はといいますとね･･･なんと･･･
10000前後です･･･だいたい全盛期の半分くらい･･･
最盛期の10年前のC89から、やや右肩下がりに参加者数が減っていってたのもありますけどね。
コロナ禍で中止になった2020年のC98以来、あの時やたらたくさんいたレイヤーたちは戻ってくることもなく･･･
この辺りは憶測なのですけれども、
- コミケ以外のコスイベ（acosta!など）が全国各地で充実するようになり、場所を選べるようになった
- そこへコロナ禍がズドン、コスイベが軒並み開催中止になり、コス活動は撮影や配信が中心に
- コロナ禍が明けると「思ったけどわざわざ暑い・寒いコミケに参加する必要ないじゃん」と思うレイヤーが一定数出現、他のコスイベ・活動に鞍替え
- 以来参加者数が戻らない。低空飛行。
って感じなのかなーと･･･
まあ別に他の大型イベでいいじゃんってなる気持ちは分かる。特に最近の夏。暑すぎ。
ですが当時を知ってる身からすると（といってもコロナ禍前ですが）、
レイヤーでぐちゃぐちゃ詰め込まれてるコミケをまた見たい！！
と思うのは高望みなのでしょうか････
はい、脱線終わり！
どうしてコミケは初心者レイヤー向けじゃないのか
ここまで読んでいただいた方の中には、
それじゃコミケに参加してみたい！
と思った方もいるかと思います。
ですが、少しお待ちいただきたい。
はっきり言ってコミケは他のコスイベと比べて参加するハードルが高いです。
特に初心者の方は本気でよくよく考えてから参加してください。
脱線読んでいただいた方に「お前参加してほしいみたいなこと書いといてそりゃねーよ」と思われてそう。本当に申し訳ない。
具体的に何が問題なのかといいますと、
- 開催時期が酷（真夏・冬。特に真夏）
- 他と比べて疲れやすい（会場の広さなど）
- 他イベと勝手が違うことが多い（システム・ルールなど）
この3点です。
初めて参加する！特に初心者！の方はしっかり目を通していただきたく存じます！
理由1：開催時期が酷。とてもつらい
前述した通り、コミケは通常8月中旬と12月末の年2回開催です。
初心者レイヤーさんは軽視しがちですが、決して侮ってはいけない。
真夏と真冬のさなかにやるコスプレはものっっっすごく過酷です･･･！！
エアコンがガンガン効いてる室内ならまだいいです。コミケは半室内/屋外なんでね･･･
ホールなら屋内じゃね？と思うかもですが
移動のためにシャッターが開けてありますのでそっから外気がね･･･
どちらもしんどいですが冬コミはまだマシです。
というのも冬の東京って晴れることが多いので、日差しが当たってそこまで冷えることが少ないので。
ただ晴れればの話であって、曇れば一気に冷え込むので事前の対策を欠かさないように･･･！
また、日差しに関わらず有明は海風が吹き込むのでそこから冷えやすいです。
インナーよりも、着脱しやすく隙間を埋めるような、手袋・マフラー・イヤーマフなどの装備品を整えた方が動きやすいかと！
で、問題になってくるのは夏です。夏コミです･･･
お盆前半に開催されることが多いです。もうね･･･夏真っ盛りだよね･･･
言わずもがな暑い。暑い！一般参加でも辛いのにコス参加ってなったらもう･･･ネ･･･
冬だったらインナーでごまかすこともできますけどねえ！夏は無理ですよねえ！エアリズム着てても梨の礫ですよねえ！
それでもって暑さ以上に厄介なのが汗です。もうね！メイク溶けて原型なくなるよね！！
これがクオリティ第一のレイヤーからしたら辛いんです。健康以上にメンタルがやられる。
ちなみに例年冬コミと比べて夏コミのコスプレ参加者数は減ります
つまりはそういうことです
夏イベに関してもう少し詳しい話をしてる記事です！↓↓↓
夏イベの対策法と対策グッズをまとめてる記事です！↓↓↓
理由2：他のコスイベより疲れやすい
コミケはかなり疲れます。体感ですが他のコスイベよりも体力面においてしんどい気が･･･
疲れる要因といっても色々ありますが、
- 暑さ・寒さにおける疲労
- 会場の立地における疲労（広さ・導線など）
- 人混みにおける疲労
なんかが特にしんどさを加速してるのかな、と思います。
暑さ寒さは上述しましたね。アレも身体からエネルギーを奪ってく原因になります。ちゃんと対策しようね
で、会場のビッグサイトに関してですが。あそこめっちゃ広いよ。
会場自体は115,000㎡ほど（東京ドームの約2.5倍）なのですが、それ以上に広く感じます。
というのも、日本列島のような細長いL字型の形状なので移動が大変なんです。
出典：東京ビッグサイト公式サイト”https://www.bigsight.jp/visitor/floormap/“
また、入場するときもコスプレ参加時はなかなか大変です。
というのも、
- 東ホールから入場：駅やターミナルから東7,8付近まで移動（割と長距離、場合によっては歩道橋みたいなのを昇り降りする）
- 西南ホール・会議棟から入場：ビッグサイト前の階段を昇る必要がある（たぶん50段くらいはある）
って感じの導線になってるので･･･カートとか持ってると大変で大変でしゃーない･･･
移動つながりの話になりますが、コミケは人混みヤバいよ。昔ほどじゃないけど。
コスプレ目的の人だけじゃないってのはありますが。他イベでもそうそう押されるほどの人混みってなかなかできないよ
正確には一般入場後の11:30から14:30にかけてかな。配置にもよるけど基本東は混む（特に旬ジャンルのいるとこ）。
人がみっちりいるさなかでカートとかデカいリュックとかボストンとか持ってみ。死ぬぞ（社会的に）
コスエリアに関しては、夏コミだとホール内のコスエリアは密になります。暑いのみんな嫌だもんね。
冬コミだと分散するので密度は幾ばくかマシになります。それでも他イベより密度高い気がしますが･･･
理由3：他イベと勝手が違うことが多い
先述した通り、コミケは「即売会型」のコスイベであり、通常のコスイベと異なる点がいくつかあります。
一番大きいのは「目的の違う参加者がいること」ですね。当たり前っちゃ当たり前ですがこれが色々と大きいです。
まず気にかけていただきたいのが「コスプレしない人と一緒に入場待機列に並ばされること（更衣室先行でない場合）」。
コミケ全体での参加者数は最近だと300000人弱くらいですが、そのうち更衣室利用数は10000くらい。ごくごく少数なんです。
そうなるとですね･･･待機列がめっちゃ長くなるんですよ。それ前提で動かなきゃいけません。
コス目的なら9:00くらいに並ぶといいかと
（10:00ごろに並んだら入場12:30だった経験あり）
それを回避した上で開場前から着替えられる「更衣室先行」ってシステムもありますが･･･それは後述。
また、それだけコスしない参加者がいるということは「興味がない・むしろ批判的」な人も一定数いるわけでして。
わざわざ読んでいただいている方なら問題になるような行動は起こさないと思いますが。白い目で見られないように気を付けてね。
それとは別にいくつか独自のルール・システムが設けられていることもあります。
例えば入場チケット。コミケは入場時間ごとに異なるチケット・リストバンドを設けて入場するシステムになってます。
時間だけでなく購入場所だとか事前販売だとか色々異なってきます。ちゃんと読んでね。
対策と準備をしっかりしてから参加しよう！
コミケは初心者向きじゃないよ、ってのは簡単にまとめると
「他イベよりもしんどいし対策も大変で勝手が違うことが多い」
ということです。これがハードル上げてる感じだね
それでもって何も対策しないで参加するとですね、「コスイベに参加しなきゃよかった」って後悔する可能性があります。
あのですね、はっきり言います
- 何も知らないでハードルの高いイベントに知名度だけで参加を決めて後悔するぐらいだったら
- ちゃんと調べて参加しやすいイベントから参加してステップアップしろ！！
よく分かってなかったり、自信がなかったらまず様子を見てください。後悔するにはもったいなさすぎる。
で、参加するにしても最低限リサーチしてからにしてからのほうが絶対いいです。後悔する可能性が下がります。
具体的には「ルール・システム」と「対策」についてですね。
ルール・システムに関しては、他イベと同じく公式サイトをしっかり読みましょう。ただ、コミケでは結構読むところが多いです。
回によってルール・システムの変更点が割とあったりするので
毎回きちんと目を通しておいてくださいね
読んでおくべきページは多いのですが、「n日目」のガイドがポータルとしても読みやすいです↓↓↓
「一般参加」とは別に「コスプレ参加」として知っておく点もあります↓↓↓
ルールや概要を把握したら、それの「対策」および「準備」です。
持っていく必要があるモノをリストアップし、準備していきましょう。
コスイベに持っていくべきモノをまとめた記事です！↓↓↓
暑さ対策及びグッズをまとめた記事です！↓↓↓
ちなみに肉体的疲労に関してはコス参加だとどうしようもないです。身体鍛えておくくらいしかなくね･･･？
更衣室先行入場について
これ以上書くと長くなっちゃうので詳しいルールは「公式サイト貼ったから読んでね」ってスタンスにしておきます。
が、「更衣室先行」に関してだけ軽く解説しておきたく。
これは入場ないしチケットの1形態で、
- 開場前に更衣室を利用して着替えることができる（開場までは待機）
- 事前登録制の抽選式で、開催の1ヵ月前ほどに受付
- 一般参加よりも高額（3000円）で、チケットのみで入場・更衣室利用可能
という特徴があります。
このように入場待機列をすっ飛ばす素晴らしいチケットなのですが、欠点がひとつ。
当選しないと使えません。
倍率に関しては公表されてないのですが、相当高いことが推測されます。
直近5回では男性更衣室で〇・〇・×・×・〇でした
本音を言うとですね･･･あまり書きたくないんですよ･･･倍率増えるから･･･
でも書かないわけにはいかないので。だってここコスプレについて書いてるブログですよ！？
あ、1つ注意点。開催1.5ヵ月にはちゃんと公式サイトで確認しておきましょう。
しないとですね、うっかり忘れて気付いたら受付終了してて泣きを見る羽目になりますよ。
まとめ：他よりも少ししんどいけどコミケならではの楽しみ方がある！
というわけでコミックマーケットの紹介でした！
後半は少しネガティブっぽい内容になってしまいましたが、参加する上では絶対に知ってほしいのです。
何も知らないで参加して、ダウンしたり周りに迷惑かけたりなんてしたくないですよね･･･
ですが、参加するハードルが少し高いとはいえ、それに見合うだけの魅力はあります。
- コスしながら同人誌などお買い物を楽しむことができるし
- 通常のコスイベでは会えないような人に会うことができるし
- 参加して独特のお祭り感を味わうだけでも楽しい！
数あるコスイベの中でもコミケが一番好き！ってレイヤーも結構多いです。かく言う私もその1人です。
最盛期ほどの盛り上がりは薄れましたが、いまだにコスイベの中でも花形のモノだと思ってます。
初心者には少し参加難度が高いのですが、経験を積んでからで構いませんのでぜひ参加してみてください！
最後に大事なことなのでもう1度。
参加する前にちゃんと公式サイトを読んでから準備しよう！！
というわけでぜひぜひよいコスライフを！
おしまい！！
C107（2025年冬）に参加します！
私事ですが、C107（2025年冬コミ）に参加します！
参加した際にレポを書く予定ですので、ぜひ読んでいただければなと思ってます～！
次のC108に参加する予定の方にも参考になるように、当日の様子を分かりやすく書ければなと！
関連記事！
コスイベに用意しておくといい持ち物（持ち物リストつき）！
本ブログではご質問・ご感想・ご意見をメッセージサービス「マシュマロ」で承ってます！
マシュマロに関して詳しい説明は以下から↓↓↓
その他のコンタクト方法は以下から↓↓↓
コメント一覧！